今日も受験の風が吹く



私はいつの間にか
勝手に人通りの少ない場所へ
足が動いていた



「へっー・・・ひっく・・・・うぇー・・・」


涙が涙が止まらない



「山下さ、んだよね」

え、

あ、確か同じクラスの・・・


「優、くん??」


「うん、大丈夫??」


「え、っと、
ごめ、ん、ね、うち、な、んか、ほっと、いて、だ、だい・・・」
「大丈夫じゃないよ、こんなに泣いてちゃ
俺、山下さんほっとけない」


「あや、でい、い、よ」


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