ヒカリの射す方へ
-----10分後


薫「燐!」

あたしは頭をさげた


薫「大丈夫か?」


燐「はい。なんとか」


息をきらしてコンビニに入ってきたあの人

こんなあたしのために走ってきてくれたの?


薫「よかった。何もなくて」

燐「あっありがとう」


薫「どういたしまして。家まで送るよ」


燐「ありがとう」


あたしたちはコンビニをでて歩いた


真っ暗な家までの道のり


あたしは怖さのあまり体が震えてた


すると、それに気づいたのかあの人はあたしの手を握ってくれた


なんだか小さい時以来だ


人とふれあうのは……


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