IMITATION LOVE
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「…プライベートルーム?」
連れて来られた部屋の扉は、この和の空間に似合わないノブがついたドア。
そのドアには金色の横文字で”Private Room”と書いてある。
「ここが…化粧室なんですか?」
…逃げ出したいと思うのに、大河内さんの腕は私の腰にがっちりと回されていて。
上を向くと相変わらずにっこり笑う大河内さん。
「もちろん。
さ、入ろうか。」
「……はい。」