モルフェウスの誘惑 ※SS追加しました。
脇にあった階段で二階に上がると、男はどうぞとドアを開けた
美雨が恐る恐る中へ入ると、そこは事務所の様になっていた
「あれ?杜のやつ…さてはまた寝てるな」
言葉とは裏腹に笑いながら部屋の奥の扉を開けると
「杜、お前に可愛いお客さんだぞ、おい、起きろって」
美雨は黙ってその光景をじっと見ていると、明らかに寝起き顔の杜が部屋から出てきた
杜は相変わらず無表情だったが、美雨はその姿を見た途端、杜のあの寝顔を思いだした
途端に美雨の心臓が早く動き出した
「確か…鷺沢さんだよね?鷺沢美雨さん」
「へっ?」
愛想のいい男の問いかけに美雨は思わず変な声を出してしまった
「あははは…そんなキョドらなくても。僕は村嶋 美登(むらしま みと)、みとって呼んで。美雨ちゃんとは名前が似ていて親近感がわくよ」
「えっ、ああ…よ、ろしくお願いします…」
村嶋 美登のあっけらかんとした雰囲気にすっかり圧倒された美雨は何故、村嶋 美登が自分の事を知っているのだろうかとか、思う事すらなかった
美雨が恐る恐る中へ入ると、そこは事務所の様になっていた
「あれ?杜のやつ…さてはまた寝てるな」
言葉とは裏腹に笑いながら部屋の奥の扉を開けると
「杜、お前に可愛いお客さんだぞ、おい、起きろって」
美雨は黙ってその光景をじっと見ていると、明らかに寝起き顔の杜が部屋から出てきた
杜は相変わらず無表情だったが、美雨はその姿を見た途端、杜のあの寝顔を思いだした
途端に美雨の心臓が早く動き出した
「確か…鷺沢さんだよね?鷺沢美雨さん」
「へっ?」
愛想のいい男の問いかけに美雨は思わず変な声を出してしまった
「あははは…そんなキョドらなくても。僕は村嶋 美登(むらしま みと)、みとって呼んで。美雨ちゃんとは名前が似ていて親近感がわくよ」
「えっ、ああ…よ、ろしくお願いします…」
村嶋 美登のあっけらかんとした雰囲気にすっかり圧倒された美雨は何故、村嶋 美登が自分の事を知っているのだろうかとか、思う事すらなかった