モルフェウスの誘惑 ※SS追加しました。
かの子は殆ど、離で過ごしていた


俺は毎日、離に行ってはかの子と色んな事を話した


学校の事や唯一出来た友達のこと


亡くなった母さんとの思い出


かの子は嬉しそうに俺の話を聞いてくれた


俺も久しぶりの人との会話を心から楽しんだ


そして、
いつも笑いながら聞いてくれるかの子の笑顔を俺は夢中で描いた


描いているうちに
気づけば俺はかの子に恋をしていた
俺の初恋だった


決して叶うことのない
腹違いの姉に恋したんだ


















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