秘密な男女
間違った嘘をついてしまった
「う…嘘だーーー!!!」
伊藤くんは叫びながら去っていった
「よいしょっと」
男の人は私を地面に降ろすと私に微笑んだ
「あ…ありがとうございました」
とりあえず私は頭を下げる
「いいよ、いいよ♪ただ…しばらくは俺と付き合っていることにしたら?男避けで」
「…はい」
「あ、俺…名前言ってなかったね。松下 大樹だよ」
「松下さん…」
「どうせなら下の名前呼んでよ」
「大樹さん…?」
「うん、…じゃ俺行くね」
大樹さんは走り去ってしまった
「え…?」
今…何が起こったんだろう
展開が早すぎて頭がついていけていない
今あったことが幻のように思えたー…