秘密な男女
バチッと音がしたかと思うとじんじんと頬が痛みだす




それから口々に罵声を浴びせられる





「私の方が…前から好きだったのに」




そんな話は一度も聞いたことがない




「こんなブスどこがいいのよ」



そもそも私は大樹さんと正式には付き合っていない




「本当。ヘラヘラしてばっかで気持ち悪い。性格ブス!!死ね!」




「…………」









私は放心状態になっていた




信じられない



……友情なんてこんなものかと



友達だと思っていたのは私だけだったんだー……





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