秘密な男女
ふとー…葵を見ると



葵の目から大量の涙が流れていた





そこで俺は我にかえる




ー…そういえばこいつ男いたんだっけ…







俺はとっさに葵を抱き締めたがすぐに後悔してしまう





抵抗……しないんだな




葵のその反応に戸惑う反面



少しでも押せば簡単に離れるぐらいの軽さで抱き締めている俺は



何だか虚しくなってしまった






何やってんだろ…俺……




彼氏持ちの女に執着するほど俺は女に飢えてねぇ






いろいろ考えているうちにだんだん自分がバカらしく思えてきて




葵がどう思っているのかはっきりさせたかった




まぁ…もちろん返事は決まってるんだろうけど





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