秘密な男女
「はい」



立花くんはそう言って私に眼鏡を渡す




「あ…ありがとう」




お礼を言って受けとるとまた笑われてしまった






「お前なぁ…とられたものを返してもらってお礼言うもんじゃないだろ」




「あ…そっか」




「ま、そこが葵の良いところだよな」




立花くんはぽんっと私の頭に手をおいて教室を出ていってしまった





何だか立花くん女の子に慣れてるな……




まぁ…周りにはいつも女の子がいっぱい居るんだけど




どれくらいの女の子と付き合ってたんだろ








……………って!



立花くんのことは気にする必要ないでしょ!!





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