秘密な男女
先に目を逸らしたのはー…






……私だった





目線を逸らしたもののこの空間が気になってしまう




ちらりと視線を戻すと友達は居なくなっていて

立花くんが近づいてきている






私の横を通り過ぎる直前に立花くんの足が止まった





え…何……?




立花くんは私を見下ろしながら口を開く




「あの……さ「葵ちゃん!」」





立花くんの言葉は新しい声によってかきけされる




私を葵ちゃんと呼ぶのはただ一人





「会長……」





今日…私が告白をする相手…





私が思わず駆け寄ろうとすると…





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