秘密な男女
ノートを運ぶ間、私達に会話はなかった




……どうして笑顔を向けてくれたんですか?




怒っている訳じゃないんですか?




たくさんの疑問が頭に浮かぶ





そうこうする間に資料室にたどり着いてしまった





私達はノートを机に置く





「…………」




「…………」






き……気まずい




「あのさー」




最初に沈黙を破ったのは立花くんだった





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