秘密な男女
「話は後でな」



立花くんは耳元で呟くと立ち上がった





な…何でそんなに冷静なの!?




私は放心状態だった…





「葵?行くぞ」




「…………」




「葵?」




立花くんがのぞきこむように見る




「ひゃあ……!!」




近いんだってば!




「…怒るのは後からにしろよな。今は飯だ」




何を勘違いしたのかそんなことを言ってくる立花くん



怒ってないんだけど…




「は…はい」




私も立ち上がり部屋を出た








ー…何で私はキスをしたんだろう?



今考えてみればそこまでしなくても良かったんじゃ……




ただ…体が勝手にー……?





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