☆Kirari☆
あまり生徒が近寄らない図書室。


シーンと静まり返っている。
何だか落ち着ける場所。



私は早速、窓を開けた。
蒸し暑い夏とはいえ、少しばかりだが風が吹き抜ける。


白いカーテンを揺らすように…。


前にある校舎のおかげで、窓際には影ができる。



私は椅子を窓際に持っていき、外を眺めていた。




風が気持ちいい……勉強や本を読むのは苦手だけど図書室は好きになれそう。


そんな事を考えながら、ボーッと眺めていると。



「…そこにいる君は本を読まないの??」


私の傍で声がした。
ビックリしながら後ろを振り向くと…


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