☆Kirari☆
眼鏡をかけた、いかにも勉強ができそうな男の子が立っていた。


「…えっと、その、、まぁ本を読むというか……何と言うか…」


しどろもどろに話す私を見た男の子が、机に座った。


そして………。


「僕の邪魔はしないで下さいね!もし邪魔したら許しませんよ。」



そんな風に言われ、ムッとする私だったが、相手にしてられないとばかりにまた外を眺めだした。




でも私は妙に、あの男の子が気になりチラッと横目で見る。


黙々と難しい本を読みながら勉強をしている男の子。



勉強の何が楽しいんだろ?しかも……あんな難しそうな本を読んじゃって!


私はブツブツ独り言を呟いていた。


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