☆Kirari☆
「邪魔する気ですか??」


と今まで黙って勉強していた男の子が喋った。




「いえ…まさか!」

私が返事をすると男の子が、また勉強をやり始めた。



……ってなんて地獄耳なんだろう!!


小声で言ったのに聞こえてたんだ!!



「…君は本も読まない。勉強もしないのに、何でここにいるのですか??」


また嫌味に近い言葉を、私に投げ掛ける男の子。


私は居づらくなり始め…

そして重い腰を上げた。
椅子を元に戻すと、そそくさと図書室を出て行った。



なんて感じ悪い奴…絶対、友達いないな!!


いるわけない!!まぁ勉強が友達ってとこかな??

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