☆Kirari☆
そんな事を考えながら、ズンズンと大股で歩く私の後ろから亜美が近寄ってきた。


「なぁに!?麻唯そんな怖い顔しちゃってさぁ…なんかあったの?」


私の肩に手を回しながら亜美が覗き込んだ。



またしても、暑苦しい教室に入り、自分の席にドンと座った。


ブスッと膨れっ面の私の横に亜美が座る。


「だから…どうした?んっ!?!?ほら言いなって!!」


宥めるように亜美が優しい言葉をかける。
私は図書室での出来事を亜美に話した。



「ちょっ…。なんて感じ悪っ。そいつは誰なの?どんな奴だった?」


私以上に興奮気味の亜美に対して、今度は私が亜美を宥めていた。


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