辛い時こそ彼の隣
「まぁ、ケガはそんなひどくないけど、見たらちょっと驚くかなっ…」
「颯は今どこにいるの?」
「…どうして?」
「どこにいるの!?」
なにかに焦る自分…。
思わず怒鳴ってしまった…
「学校じゃないかな…。今日部活あるって言ってたし…」
私は部屋から飛び出した。
颯のことが心配で、
自分の意志とか訳もわからずただ走る。
向かった場所は、
颯のいる学校。
颯はサッカー部だから校庭にいるはず。