となりの執事さん
おばあちゃんに聞いた情報しか無い。

つまり、私は真琴おじさんに会ったことがないのだ。

「うわ、なんか急に不安になってきた…」

ぶつぶつ言いながら改札まで歩いているとケータイが鳴った。

「あ!真琴おじさんからだ。もしもし、おじさん?」
「おー、美奈。着いた?」
「はい。でも人が多くて…おじさん、どの辺にいます?」

「すまん!それが、急な会議が入っちまって迎えに行けそうにないんだよ」

「えー!?」
< 3 / 10 >

この作品をシェア

pagetop