おもいでナミダ
--弥紗side--
放課後もまた将と会うのか・・・ο
亜依と佑を一緒に居させなきゃ
付き合ってるからだめってゆう
のはわかるよ?
わかるけど将はあたしと居るの
嫌じゃないのかな?
たしかに将のやったことは本当
人として最低だとおもう
けどあたしも将を傷つけたο
あたしは将と顔あわせるのが
つらいよ・・・ο
将はなんにもおもわないの?
それともあたしなんてもう
わすれちゃった?
その程度だったの・・・??
「・・・ねえっ!!」
かなしいよ・・・
「弥紗ってば!!」
「えっ」
「えじゃないよ!!
何回呼んだとおもってんの?
なんかやなことでもあった・・・??」
亜依は心配そうにあたしの顔を
覗きこんでいたο
全部、いってしまいたいο
でもそんなことしたら亜依は
佑ともギクシャクしちゃいそうな
気がして・・・
「なんでもないよっ♪
眠いのがまんしてただけ♪」
誤魔化すしかないよね・・・
「・・・そっか」
そのとき亜依が悲しそうに笑った
のに気付かなかった・・・ο
「それよリ、なんか用でもあった?」
「え
いや、もう放課後だから呼びにきたんだけど・・・」
「えっ!?もう放課後!?」
どんだけ考え事をしていたんだあたしο
「もしかして行きたくない・・・???」
なーんて可愛い顔で言われたら
だれでも断らないわっ!!
「そんなことないよ♪
いこっか♪」
「うんっっ♪♪」
"ずっきゅん"
漫画でしかみないこの効果音ο
ほんとにあるんだと知った瞬間だったο
亜依の笑顔は心臓にわるいよ・・・ο