仕返し屋
「もぅっ!!ホントに何なのよ!!あの女は!」



自宅に帰りついた美鈴は、バッグをベッドに投げつけながら言った。



あんなバカ騒ぎからは早く帰ってくるつもりだったが、なかなか帰るタイミングをつかめず、帰り着いたのは23時半を回っていた。

今日は金曜日で明日は会社が休みだから、今頃、他のみんなは2次会でカラオケにでも行ってるんだろう…。


そんな事を考えながら、美鈴は冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを取り出し、一気に飲んだ。



…もともと、あの企画は私が出した案だったのに…。それなのにあの女っ!!



怒りで頭がおかしくなりそうだった。



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