お星様になりたい

2日後、遂にその時がやってきた。


結局、事故後あたし達と何も話せないまま、ひよりは静かに息を引き取った。


意識がなんとか戻ってからの3日間も、ほとんど薬で意識が朦朧としていたが、最期は本当に眠ったようにしか見えなかった。


そのため、看護師がひよりの体から、色々な機械を取り外していく様子を見て、あたしはその人に、

「なんで外すの?ひよりまだ寝てるよ?外しちゃだめだよ!」

と、ずっと言っていた。


それを見たひよりのおばあちゃんは再び泣き崩れ、お母さんがあたしを泣きながら黙らせた。


それでもあたしの口からは、「なんで?なんで?」とずっと言葉が発せられていた。


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