お星様になりたい
そうだ、登真は昔から、こんな風にものすごく周りに気がきいた。
そのためか、いつもどこか大人びていて。
あたし達4人の、リーダーみたいな存在だった。
そして、登真は多分、あたしの初恋だった、と思う。
でも、登真があの頃好きだったのは、あたしじゃなくて、多分……
「何考えこんでんだよ、つまずくぞ」
「え?あ、うわっ!!」
言われたそばから、あたしは道路の段差で思いっきりつまづいた。
え、わ、こける……!!
地面がゆっくりと近づいてきて、思わず目を瞑ると、急に体が軽くなった。
ゆっくり目を開けると、登真の、見た目に寄らずがっしりとした腕で、しっかりと抱き留められていた。
「わ!ご、ごめん!!」
多分真っ赤になっているだろう顔を覆って、あたしは登真から飛びのいた。
そのためか、いつもどこか大人びていて。
あたし達4人の、リーダーみたいな存在だった。
そして、登真は多分、あたしの初恋だった、と思う。
でも、登真があの頃好きだったのは、あたしじゃなくて、多分……
「何考えこんでんだよ、つまずくぞ」
「え?あ、うわっ!!」
言われたそばから、あたしは道路の段差で思いっきりつまづいた。
え、わ、こける……!!
地面がゆっくりと近づいてきて、思わず目を瞑ると、急に体が軽くなった。
ゆっくり目を開けると、登真の、見た目に寄らずがっしりとした腕で、しっかりと抱き留められていた。
「わ!ご、ごめん!!」
多分真っ赤になっているだろう顔を覆って、あたしは登真から飛びのいた。