透明になりたい
色がまったくない画用紙。

透明にこだわる理由。


僕はそれがわからなくて、毎日のように聞きだそうとした。



だけど、君の悲しそうに画用紙を見つめる瞳を見るたび聞くことはできなかった。





いつ聞いても、

好きな色を「透明。」と答える君に、、、




僕は幼い頃から恋をしてしまっていたんだ。




黄色みたいにキラキラしていなくても、



君の透明な瞳が好きだった。
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