透明になりたい
「なんか海陽って、いっつも遠く見つめてるんだもん。」
教室へ向かっているところだったが、美苑が急に足を止める。
「そぉか?」
僕は足を止めない。
美苑は小走りで僕に追いついて、また隣で歩き出す。
美苑は何も知らない。僕のこと。
「何見てるの?」
「気のせいだって。」
美苑はいつも僕を見透かす。
だから苦手だ。
「お前ってさ、好きな色何?」
話を変えて、僕は隣で歩く美苑に聞いた。
「え、何ぃ?なんかくれんの?(笑)」
「別になんかあげるから聞いてるわけじゃねぇよ。」
「ふぅ~ん・・。私はね~・・ん~・・黄色かな♪」
笑ってそう言った。
「・・なんで黄色?」
「・・キレイじゃん♪」
「・・ふぅ~ん。」
キレイ・・か・・・・・
また思い出した。
教室へ向かっているところだったが、美苑が急に足を止める。
「そぉか?」
僕は足を止めない。
美苑は小走りで僕に追いついて、また隣で歩き出す。
美苑は何も知らない。僕のこと。
「何見てるの?」
「気のせいだって。」
美苑はいつも僕を見透かす。
だから苦手だ。
「お前ってさ、好きな色何?」
話を変えて、僕は隣で歩く美苑に聞いた。
「え、何ぃ?なんかくれんの?(笑)」
「別になんかあげるから聞いてるわけじゃねぇよ。」
「ふぅ~ん・・。私はね~・・ん~・・黄色かな♪」
笑ってそう言った。
「・・なんで黄色?」
「・・キレイじゃん♪」
「・・ふぅ~ん。」
キレイ・・か・・・・・
また思い出した。