透明になりたい
「透明が好き。」

そう笑顔で答える君の顔。


「キレイだから。」

と、外見で判断せずに内側を見てくれる、優しい子に見えたから。



普通、小さい頃は、赤だの黄色だの、空色だの、


みんな色を見ていた。




でもこの子は違った。




「透明。」



そう答えた。




そう笑顔で答える君が、



僕の初恋。




そして今の、僕の片想いだった。
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