透明になりたい
「なんでぇ!」
「お前それ・・こんな朝っぱらから言うことじゃねぇだろうが。ふざけんな。」
しかもなんで毎度毎度僕が美苑に宿題見せなきゃいけないんだ。
「いいじゃん!午後は私用あるから早めに海陽に言っとかなくちゃ海陽出掛けちゃうかもしれないし。」
「だからってお前・・7時はねぇだろ・・Uu」
勘弁しろよ・・。
「だって数学苦手だから早くやらなくちゃ終わんない。」
「・・・。」
最早ため息しか出てこない。
「午後の用事キャンセルして午後から自分でやれ!」
そう言って、僕は目を覚ましたのでそのまま階段を下りてキッチンへ入った。