文学少女と秋の空
今日も







蒸し暑かった夏が過ぎ、

空気が心地良い。

どこからか金木犀の香りが漂う秋の夕焼け。




そんな季節を外で味わうでも無く、教室の自分の席で本を読み進める私…田中 明菜(たなか あきな)、高校一年。




私は、小さな頃から本が好きだ。
本は私を色々な世界へ連れて行ってくれ、色々な感情を味あわせてくれる。



それは、私にとって日常生活より面白味があり、興味深い。





次々とクラスメートが帰って行き静かになる教室は、どこよりも集中して本が読める。




邪魔が入るまでは………




 
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