真夜中のハニーミルク
私は先生の隣に座る。

毛布が重い。

だけど、あったかい。

カップもあったかい。

一口飲むと甘い香りがふんわりと漂う。


「ホットミルク…」

「落ち着くでしょ?」


子供あつかいされたみたいでムっとしたけど、美味しくてついもう一口。

甘いハチミツの香り。


「時々ワガママ言ってもいいんだよ?」


先生が言った。


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