真夜中のハニーミルク
あのときの記憶
その日を境に、ウソみたいにぐっすり眠れるようになった。
大人になった今では、そのときの記憶はぼんやりとしか残ってない。
辛かったときの記憶は抜け落ちた。
「柚希、ごめん!テーブルの上にUSB置いてない?」
今日は学会に行ったはずの律からの電話。
見れば、ポツンと取り残されたUSBメモリが寂しそうに置かれている。
「もぉ~…あれだけ忘れ物ない?って言ったのにぃ~…」
「ごめんって!至急持ってきてくれない?」
「えぇ~!?」
大人になった今では、そのときの記憶はぼんやりとしか残ってない。
辛かったときの記憶は抜け落ちた。
「柚希、ごめん!テーブルの上にUSB置いてない?」
今日は学会に行ったはずの律からの電話。
見れば、ポツンと取り残されたUSBメモリが寂しそうに置かれている。
「もぉ~…あれだけ忘れ物ない?って言ったのにぃ~…」
「ごめんって!至急持ってきてくれない?」
「えぇ~!?」