love making


僕の胸の中で
目をさましたらしい雪菜は、
腕を僕の背中にまわし、
ぎゅっと
か弱い力で抱きしめてくれた。

僕が体を離すと、
雪菜は
「おはよう。」
と、微笑んだ。
僕は
「おはよう」と呟くと、
もう一度
雪菜を抱きしめた。

そして雪菜の耳元で
初めて「好きだ」とささやいた。
雪菜はまた微笑み、

「知ってるよ。」

と、呟いた。


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