love making
ある日、
雪菜が俺にあめ玉をくれた。
何か知らねぇんだけど、
雪菜が好きらしいあめ玉。
俺としゃべる以外
唯一雪菜が笑う瞬間が、
コレ食ってるときだと知っていた。
だから、
次の日の休み時間。
そのあめ玉を、
雪菜がトイレにいってるすきに、机の上にのっけといた。
そしたら
戻ってきた雪菜は、
キョロキョロと俺を探して、
メチャクチャ笑顔を見せてくれた。
俺は嬉しかったけど、
何か照れくさくて
机で寝たふりを決め込んだ。