love making
九条 雪菜と会ったのは、
学校の廊下だった。
掲示板に
何かの資料を貼っているところに、僕が通りかかった。
ぐんと、背伸びをして
頑張っている姿を見て、
いつも女の子にしているように、
「大丈夫?手伝うよ。」と、声をかけてみた。
普通は、
「ありがとう!」
ってなるのに、
キッって睨んで、
「余計なお世話。」
って呟いて、
ちょっと低めの所に貼って、
走って行ってしまった。