love making


あの飲み会から数日が過ぎ、
雪菜ちゃんとは会っていなかった。

俺は仕事を終え
アパートに帰りつくと、
玄関で雪菜ちゃんが立っていた。
俺に気づくと、ペコッと頭を下げると
「こんばんは。
直人さん帰ってきてないみたいで。」
「どうしたの?
そんなところにいないであがりなよ。」
俺は急いで鍵を開け、
部屋に通した。

「んで?
直人と何かあったの?」
雪菜ちゃんは、
じっと下を見つめたまま
「今日、久々にデートの約束してたんです。
だけど、待ち合わせ3時間過ぎても来ないし、電話も出てくれなくて。
なので、心配になって家に来てみたんです。」
アイツ…まさか…。


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