love making


僕の指は、
少しずつ雪菜の服を脱がしていく。
不安なのか、
雪菜の体は震えていた……

――ような気がする。

だって僕も、
そうとう震えていたはずだから。
雪菜を、
壊してしまいそうで怖かった。

「優しくするよ。」

雪菜に伝えた言葉は、
僕に言い聞かせた言葉でもあった気がする。

―――雪菜がほしい。

その気持ちが
僕を動かしていた。


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