love making


雪菜との行為は
心にポカリと
穴が空いたような心地がした。

僕らは少し眠ってしまっていたらしい。
僕の腕ではまだ
雪菜がスースーと、心地よい寝息をたてていた。

僕はその幸せそうな
雪菜の寝顔を眺めながら、
幸せと、
はかなく切ない感情が
混じったような気持ちになってしまった。

その感情は
どんどん僕を侵食していく。

「雪菜……」

気づけば僕は
雪菜を抱きしめていた。


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