私の選択肢~彼はバンドマン~
初めて
コンコンコン
「失礼します。」
淳くんのあとに続いて入る。
そこにはさっきまでステージに上がってキラキラと輝いていた2人がいた。
ドラムとベースの人がいない。
「ドラムはあと一ヶ月で辞めるしベースは借りてきたから今のメンバーは俺と豊だけ。よろしくね!!淳くん。」
昔から知ってる優しい声が降ってきた。
「???それって??合格ですか??」
たくさんの?がついた淳くんは笑顔も忘れて困惑していた。
「まぁー、取り敢えずって事かな…お互いによく知っていってまたその先まで考えて行こっかな…ってとこ。」
翔くんは淳くんに笑った。
相変わらずその場で乗り切る人だと笑えた。
「ねぇーねぇー、マ○ク行きたい。」
それまで全く口を開かなかった豊さんが喋った。