日々
ま、まだ間に合う...!!!
この電車がダメでも、
もう一本希望が残っている!
雅紀
「とりあえず、父さんに電話―――」
そこでハッとして固まる。
冷や汗が垂れた。
『ハハ、ドンマイじゃん、それ。
ごしゅーそく様〜』
ヘイ♪過去の俺!!
来いよ、ぶん殴ってやる
家に帰ってお金を...
そんなもんねぇから、財布がないんだろ!?
叔母ちゃんに...
ダメ、ムリ、家にいないっ!!
父さんに連絡...
できたらこんなに悩むかぁーー!!!!
や、やばいッ
頭が働かないッ!!
どうしよう、思考回路が末期....
このままじゃ、学校を休んでしまう。
それは、なんとしても避けたい。
それでなくても病欠しやすいんだ、俺。
無駄な休みは困る!
真面目なこの俺がッ!!←大前提
先生に笑われるのは恥だしッ!!
ん?先生?休む?何を?学校を。
雅紀
「あ゛ーー!!学校に遅刻の連絡っ!!!!」