日々

葵炬
「雅紀兄は助手席ね。はい、他は後ろ――」


雅紀
「え、なんで?」


葵炬
「空良と隣で座ったら、
雅紀兄が危険だから。」


雅紀
「あ、なーる」


空良
「納得しちゃ駄目なところ!!
それにだいたい――」


葵炬
「あ、言い訳とかそういうの、いいんで。」


空良
「違う!!ちゃんと聞け!!」


葵炬
「ハイハイ」


空良
「聞けよ!?ってか聞いてる!?」


葵炬
「ウンウン」


空良
「〜もぅっ!あのな!?人間にはね、
三大欲求があるんだけど」


葵炬
「……………」


空良
「人間は我慢できないんだよ!!
いや、できるかもだけどっ!!
俺はしたくないっ!」



発情期だからっ!!!!




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