日々
12月30日
あれ大晦日だの、あれ新年だの
大騒ぎな日だ。
それは俺も例外ではない…。
雅紀
「ばーちゃん、他にすることある?」
俺はおばあちゃん家に泊まりがけで、
手伝いに来ていた。
「次はお餅、丸めてこの箱に
6つずつ入れとくれ」
雅紀
「ウィース」
ばあちゃんがつきたての餅を千切り、
俺が丸めて箱の中に並べる。
葵炬
「ただいま〜」
雅紀
「お、葵炬お帰りー」
「葵炬、餅。丸めるの手伝って。
手を洗ってきなさい」
葵炬
「いやー、それは無理だと思う。
それどころじゃないから」
「何しに来たんね葵炬は。
手伝うために泊まるんやろ?」