日々
「暗くてよく見えなかった。
…ここ、こんなに入り口狭かったかね?」
葵炬
「狭かったよ。何も変わってない」
雅紀
「葵炬冷静!?
ゴール直前で乗り上げ事故かよ。マジか!」
葵炬
「あー、ビックリした!」
「雅紀、父さんに連絡して来て貰って?」
雅紀
「…ほーい。あ、葵炬。
俺道路側で出れないから、
ちょっとこれ返してきてくれねぇ?」
葵炬
「あー、別にいいよ〜。
近いし出るの楽しそうだから」
雅紀
「ん、頼んだ〜。
―――あ、もしもし父さん?」
なんだかんだで緩い、宮谷の血筋である。