日々
雅紀
「ばあちゃん、
もう少し右行ってから入らないと…」
葵炬
「うわぁお!」
雅紀
「ほら葵炬お前は離れる!」
葵炬
「ほーい」
―――――――
――――…
雅紀
「駐車に成功しました!!」
葵炬
「イエーイ♪」
雅紀
「まぁ、俺達が入れた訳じゃないけど」
葵炬
「確かに」
雅紀
「今からどうする?帰る?」
葵炬
「それがいいんじゃない?」
「エンジンが掛からない」
雅紀
「よし!かえ―――…、え?」
葵炬
「今度は何!?」
「エンジンが掛からないのよ」
雅紀 葵炬
「「…エンジン、ふざけんなぁ!!」」
その日はどうやら厄日だったようで、
エンジンはバッテリーを換えたらついた。