日々
「なぁ、慎也。
お前のとこの卒アル持ってきてくれよ」
あるクラスメイト、一人の言葉から
俺達のクラスに
卒アルブームが来るのであった。
ガラガラ――
俺が教室に入るとある机に
人だかりが出来ていた。
慎也
「どーしたんだ?」
やはり気になるのでその机に行ってみる。
フツー誰でも気になるだろ?
こうゆうの。
「んー?卒アルだよ。俺達の中学の」
そう言って卒アルを広げ見せてくれる
俺の友達A。
広げたページに友達Aがいた。
慎也
「…お前そんなに中学から
変わってないのな」
「まぁな。そんなもんだろ」
そいつの机には6、7人の
人だかりができており、
「この人○○さんの彼氏でしょ―」
とか、
「この人カッコイイ―」
など言っていた。