日々
美桜
「なんで?」
雅紀
「人間って感情なんて複雑なものあるじゃん。
恐いよ〜、何するか分かんねぇし」
美桜
「それは―――…、確かに」
雅紀
「小さいときは恐かったー。
夜、道歩いてる時に人の近づく音が
聞こえたら隠れてたー。
小心者だったよ、昔は。」
美桜
「分かる!!恐かった!!
でも私はお化け屋敷の方が嫌」
雅紀
「あれ、人が作ったものじゃん」
美桜
「だからだよ。
何でこんなもの作るんだ―!!って」
雅紀
「お化け屋敷に入ると
何故かキレるもんな、美桜は」
美桜
「わざわざ恐いものは作るな!
って思うんだよ。悪意としか思えない」
雅紀
「ふ〜ん、あ、俺、もう方向感覚ないから。
美桜頼んだ!」
美桜
「え!?……今何時?」
雅紀
「6時〜」
美桜
「どうする?進む?」
雅紀
「時間的に大丈夫?…なら行こっか!
迷った時はその時だろ!」
美桜
「雅紀はもう迷ってるでしょ。
私が迷ったら里桜に電話するか!」
雅紀
「だなっ!!」
美桜
「じゃ、心引かれる、
このカッコイイ道に進みまーす!」
雅紀
「Year〜♪」