日々

〜10分後


雅紀
「俺、あの家紋見覚えあるな〜」


美桜
「でしょー?」


雅紀
「確かこの道を真っ直ぐ行くと
あの小道のところに…」


美桜
「でるよね〜(笑)二度と来れないとか
言いながらもう来ちゃったよ」


雅紀
「来れたな(笑)」



〜3分後



雅紀
「あった!この小道だ!!」


美桜
「あったか〜。次どっち行く?」


雅紀
「真っ直ぐと右の道!!」


美桜
「どうしよっか〜♪どっちでもいいねー♪」


雅紀
「だな〜…(゜ロ゜;ハッ!
右の道から人の足音が…!!
真っ直ぐ行こーかー(笑)」


美桜
「あはははははッ」


2人ともよく分からない
夜のテンションになり、どんな些細な事でも
笑ってしまう現状に陥っていた。


美桜
「あ!良さそうな道だね!壁が可愛い!!
この冒険の楽しさを
皆にも分けてあげたいね♪」


雅紀
「声だけで良かったら録音できるぜ!!」


美桜
「する!?しちゃう!?」


そんな会話を繰り広げていると、
白いワゴン車が2人の横に止まった。


窓が開き中には女性が乗っていた。


いきなり止まった車に、
2人の笑いも強制終了を告げた。




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