日々

慎也
「里桜何したの…」


里桜
「え??言葉攻め」


雅紀
「恐ろしい子ッ…」


慎也
「………」コクコク


――――――
――――…

慎也
「ってなる訳ないだろ!?
何で言葉攻めだけしかしてないのに
魔王ボロボロなの…」


里桜
「『死ね』って言ったらこうなった」


雅紀
「トドメさす?」


魔王を指差す里桜とキラリと魔王の喉元に
剣を構える雅紀。


里桜
「ほたっとこ、ほたっとこ。時期逝くよ」


ひらひらと手を振って、
里桜がそれを止める。


慎也
「お前ら酷いな…」


魔王
「グハッ、遂に俺はくたばるのか…。
長い間、人間には迷惑をかけた。
本当にすまなかった」


慎也
「魔王語りだしたんだけど」


里桜
「あ、そういうの本当にいいんで、
早く逝って貰えます?後つっかえてるんで」


雅紀
「後ろとかいたっけ?」


里桜
「いーの。いることにしとこうよ。
早く家に帰りたいじゃん」ボソッ


雅紀
「成る程。………さっさ帰れよぉ!あぁん!?」


魔王
「あ、はい!スンマセン!!すぐ還るッス!!
ホント、スンマセン!!」


慎也
「完璧に立場逆だってキミ達」


魔王
「魔王弱っ!!」


慎也
「自分で言うなよ!!」






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