日々
弟その3
『睦月(むつき)』の場合...
睦月
「雅紀兄!お風呂入ってー!!」
雅紀
「ほいほい」
タッタッタッタッ
さてあの元気に駆けていったのが、
末の弟、睦月だ。
ギシッギシッ
お風呂は一階。
俺の部屋は二階。
だから、お風呂に行くために階段を下りた。
一階に下りてお風呂に行く途中、
睦月と慶兎が録画されていた
アニメを見ているのを横目に、
浴室へと入っていった。
そして、俺がお風呂から出て
リビングに行くと...
ガラッ
睦月
「ごめんなさいっ!!」
土下座をする弟がいた。
雅紀
「…………?」
睦月
「テ、テレビ壊しちゃったから、
当分何も見れませんっ!ごめんなさいっ!」
慶兎
「睦月がねぇ〜?
リモコンを投げたらテレビに当たって、
ヒビが入って点かなくなった」
雅紀
「…………」
睦月
「ご、ごめんね!雅紀兄!」
雅紀
「…………ポケ〇ン」
睦月
「見れない」
慶兎
「ほらぁ!絶対雅紀兄は、
『ポケ〇ンって言う』って言ったでしょ!!」
雅紀
「ってか、何を思ってリモコンを
テイって投げたわけ?」
慶兎
「今ですか!」
睦月
「今でした!」
慶兎 睦月
「「イエーイ!!」」
雅紀
「何がしたいんだ……?」
結論:俺の弟は変わり者。
*END*