日々
「おはようっ!!」
里桜
「先生、おはようございます」
ポツポツと2人が歩いていると、
挨拶運動として通学路に
立っている先生に出会った。
「他の2人は?」
よく4人一緒で名の知れる雅紀達。
それは先生も例外ではなく、
美桜と慎也がいないことを
不思議に思ったのだろう。
声を掛けてきた。
里桜
「遅刻です。電車に乗り遅れて…」
「あぁ!!それは、またっ!!」
大袈裟に驚く先生。
雅紀
「先生、もう俺今日は学校行きたくないです。
ヤです。HPはマイナスです」
「どうしたんだ!ここまで来たんだから、
行こう!!学校!!」
雅紀
「あはは、傘を電車に忘れちゃって…」
「!そ、それは………」
ギュッ
雅紀は手を強く握られながら、
傘を先生から手渡される。