日々

「これを使うと良いよ…」



ニコリ



雅紀
「いや、いいですよ。今降ってないし。
きっと戻ってくるんで。多分」



雅紀は笑って手を押し返した。



「そうか。ところでHPとは、
なんのことだい?」


里桜
「ヒットポイントの事ですよ」


「そうか。……がんばれ!」


雅紀
「あはは...」


―――――――
―――――…


里桜
「ま、まぁ今日学校に行けば、
明日は終業式だよ!」


雅紀
「あはははは...」


里桜
「雅紀ぃーー!!帰っておいでぇー!!」


その後も雅紀は1日中、
傘のことを引き摺り、じめじめと
キノコを生やしていたのでした。




*END*




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