日々


美羽
『雅紀ありがとう。
…ってごめんね、ウソ。
エイプリルフール、ちょっと遅いけど』


その後、美羽からかかってきた
電話で美羽に謝られた。


雅紀
「なんでやねんっ!!!!!!!
酷いっ、酷すぎるよぉ〜(泣)
涙ぐんだ俺を返してくれよっ!
うう゛ぅ〜(涙)
……でも、良かった。これが嘘で…。
―――だからって、
許してやんないんだかんな!
それとこれとは別問題だ!」


美羽
『えぇ!?心が狭いよぉ!!』


雅紀
「狭くて結構ですぅ〜!!
俺、ホントに心配したんだからなっ!」


美羽
『声掠れてるけど、涙ぐんでた?』


雅紀
「はへっ!?」


美羽
『え、マジで?………ありがとぅ。
真剣に考えてくれてたんだ』


雅紀
「な、涙ぐんでなんかないやいっ!
そんな言い方したって、ダメなんだぞっ!
俺はもう騙されない!
…心配したんだからなぁ!!」


美羽
『あはは、ありがと。ごめんって、ね?』


雅紀
「いーや!駄目だね!」


美羽
『えぇ〜…!!』




今年もいつも通り、俺の大好きな季節が
誰一人友達がかけることなく
やって来てくれるようです。




*END*


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