日々
―――――
―――…
担任の口から1人ずつ発表があった。
今から新しい教室への移動だ。
美羽
「雅紀...」
雅紀
「おうよ、美羽...」
留威
「…………」
美羽
「『せーのっ!』でいこう」
雅紀
「了解」
留威
「分かったよ」
美羽
「せーのっ!!」
雅紀 美羽
「「五組!!」」
留威
「六組!…え!?僕1人!?」
美羽
「雅紀、一緒なの!?」
雅紀
「組み合わせはこうなったか」
留威
「う゛、僕1人…。大丈夫かな」
雅紀
「だ、大丈夫だって!
と、とりあえず教室行こうぜ」
美羽
「隣だし遊びに行くからさ!!大丈夫」
留威
「はぁ……」
―――――
―――…
雅紀
「留威!じゃあ、またな」
美羽
「ばいばい」
留威
「う、うん…」
―――――ガラ
雅紀 美羽
「「…席探さないと(な)」」
ドアを開けると人が既に溢れかえり、
話しに花を咲かせていた。
席に着いている人など1人もいない。
2人とも無事席を見つけたところで、
このクラスの担任になるであろう
女教師が入ってきた。